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「須賀敦子全集 第1巻」 [*読書ノート(国内)]


須賀敦子全集 第1巻 (河出文庫)

須賀敦子全集 第1巻 (河出文庫)

  • 作者: 須賀 敦子
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2006/10/05
  • メディア: 文庫


須賀敦子さんの著書を読むのはこれが初めて。
日本語の文章が美しい作家として、彼女の名があがるのをあちこちで見かけてたので、
前々から読んでみたいなと思ってました。

収録作品は、
デビュー作でもある『ミラノ 霧の風景』
60年代ミラノの小さな共同体に集う人々の、希望と熱情の物語『コルシア書店の仲間たち』
さまざまな出会いを綴った、連作エッセイ12篇『旅のあいまに』

イタリアで出会った人々との出会いや別れ。様々な体験。
そこにあるのは、異国で暮らす喜びや興奮ばかりではないんだね。
長い年月を経て変わりゆく友人たち。老いや死を通じて思い知らされる時の流れの残酷さ…。
どのエピソードも深みがあって、
こういうのってやっぱり、完全にその国の社会の一員として暮らした人でないと書けないよなあ。

淡々とした文体で綴られているようでいて、
揺るぎない何か軸のようなものを感じさせてくれる筆致が素晴らしいなと思いました。

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